【2023年2月初旬】
朝起きたら目の調子が良くなっていないかと期待していたが、もちろんそんなことはなく、状態は悪くなっていた。
眼の前は黒いモヤがかかってきいるようで、鏡で自分を見ても、自分の顔が見えない。
そして、定期的にズキズキと頭痛がする。
病院が開き次第診てもらおう。と、準備を始める。
もしかしたら、もっともっと悪化して、何も見えなくなるかもしれない…。
治らない事もあるかも?
とにかく、一人ではどうしようもなくなる。
そう思って家からバスで20分程度のところに住んでいる妹に電話をかけた。
「昨日から目がおかしくて、今日はほとんど見えにくい。これから助けてもらう必要が有るかも。とにかく今から病院行ってくる。」
そう伝えると、妹は今から私の家に来ると言ってくれた。
ホッとして、電話のあとちょっと泣いた。
準備を整えたらまずはお金をおろしにコンビニへ。暗証番号押すのに手間取ったがなんとかおろせた。
その後すぐに妹と合流できホッとした。
私は自分の顔がよく分からないままメイク(眉毛とアイシャドウ)をしていて、眉毛はマシだった様子だけど、アイシャドウがつけ過ぎで、妹は目が腫れてる!と思った様だ。
妹におかしくないように整えてもらった。
妹にの腕に捕まりながら歩き、眼科にはすぐに着いた。めちゃくちゃ綺麗な眼科だった。
すぐに、目の検査が始まった。
視力や眼圧など…
眼圧は問題ないが、視力は両目が1.2だったのが、両目ともに0.2まで下がっていた。
そして、お医者様の診察を受け、すぐに病名がつげられた。
「ホークト・小柳・原田氏病ですね。間違いないですね。すぐに入院して点滴治療が必要ですね。」
「ハラダシ病…??」
初めて聞く病名に不安を覚える。
先生「副作用が心配だけど、しっかり治療したら治る病気です。でも、ウチでは入院施設が無いので、大きな病気で見てもら必要があります。今から紹介の手続きします。」
なんと、頼もしい。
しかも、入院で治療できるなんて、目が見えない身としては安心しかない。
紹介された大きな病院は、その眼科からバス一本30分程度で着く場所だった。
そのまま、妹の手を借りながら移動。
大きな眼科は、これまたとても綺麗だった。
紹介状を渡したあとは、スムーズに様々な検査が進み、最後は医院長先生が診察して下さった、
先生「原田病で間違いないです。かなり悪くなってますね。入院が必要です。でも、今日は土曜日だし、内科の結果次第で治療でがすぐにできない可能性もあります。内科の結果が出るのは月曜日になるかもしれません。入院は月曜日か火曜日からです。期間は最低2週間。では、また月曜日に来て下さい。」
自分としてはできるだけ早く治療を始めてもらいたいけどしかたない。
しかし、はっきりと治療法が有ることがわかり安心。しかも、この病院なら絶対に治るという迫力を感じる。
この病院で治療を受けられる事に心から感謝した。
その後、隣接する内科に移動して診察と検査の結果を診てもらったら、すべて問題無く健康そのものだった。
それならば、もしかしたら、スムーズに月曜日に入院できるかもしれない。そう期待し、土日で入院の準備をしておこうと決めた。